シティ、要塞アンフィールドを4発で完全攻略! リバプールはアリソンが2度致命的なパスミス犯しホームで3連敗
前節のホームでのブライトン戦敗北により、ホームで2連敗中のリバプールが、現在公式戦13連勝、リーグ9連勝で首位を快走するマンチェスターシティをアンフィールドで迎えた。
この試合に敗れればホームでの3連敗はもちろん、優勝争いが絶望的になるリバプールは、前節まで負傷していたマネとアリソンがスタメンに名を連ねた。
負けられないリバプールは開始早々からハイプレスでシティのビルドアップを妨げる。
最初の決定機は24分リバプール。逆サイドから流れてきたボールをアーノルドが残し、そのままドリブル突破。深い位置で上げたクラスに反応したのはマネ。ヘディングで合わせるも枠の上。
29分にもリバプール決定機。シティのカウンターチャンスに対してインターセプトしたヘンダーソンが相手のディフェンスラインの裏を狙ったパス。ここはルーベンディアスがクリアするも、こぼれ球を拾ったフィルミーノがシュート。ここはエデルソンがセーブして難を逃れる。
劣勢のシティだが36分に転機が訪れる。左サイドでボールを持ったスターリングがそのままドリブル突破。そこにファビーニョの足が掛かってしまいPKの判定。このPKをギュンドアンが蹴るも枠の上。シティは前回対戦に続き2戦連続でリバプール相手にPKを決めれず。
前半をスコアレスで折り返したが、49分にシティが先制に成功する。左サイドのエリア内でボールを持ったスターリングが対峙したアーノルドを簡単にかわすと、引きつけてからフォーデンにパス。フォーデンが放ったシュートはアリソンのファインセーブで凌ぐも、こぼれ球をギュンドアンがプッシュ。先程のPK失敗を払拭する意地の1発でシティが優位に立つ。
58分にリバプールに決定機。アーノルドのサイドチェンジからC.ジョーンズがボールを持つと、カンセロをかわしてエリア内に侵入。そのままシュートを放つもストーンズがブロック。
62分にリバプールにチャンスが訪れる。後方からのロングフィードに反応したサラー。ここはルーベンディアスの素早いカバーで凌いだかと思われたが、ボールにしっかり当てられずサラーと入れ替わってしまう。思わず手が出てしまったルーベンディアス。判定はPK。これをサラーが決めてリバプールが同点に追いつく。
71分。工夫を凝らしたフリーキックからストーンズがゴールを決めるも、VARでオフサイドに。
74分にシティが勝ち越しに成功する。アリソンの蹴ったボールがキックミスとなり高い位置のフォーデンへ。すぐさまリバプールの選手がカバーしにいくも、フォーデンの素晴らしい突破でかわす。そのままエリア内に詰めてきたギュンドアンに渡し、ギュンドアンが押し込みゴール。
76分にシティに追加点。シティのハイプレスに対して、アリソンがまたしてもパスミス。自陣のエリア内での致命的なキックミスを見逃さなかったB.シウバ。逆サイドの完全フリーなスターリングにパスし、スターリングが押し込みゴール。シティ移籍以来、一度もアンフィールドでゴールを決められなかった男が貴重な追加点を決めた。
83分にシティにスーパーゴール。真ん中で縦パスを受けたジェズスが右に展開。このボールを受けたフォーデンが思い切ってシュート。これがものすごいスピードでアリソンの上を突き刺しゴール。シティが決定的な4点目の奪取に成功する。
そのまま試合終了。シティは連続クリーンシートは切れたものの、リーグ戦10連勝でプレミア優勝に大きく近づいた。一方でリバプールはホームでのプレミア3連敗、シティとの勝ち点差は10に広がり(シティの方が1試合未消化)優勝争いはもちろん、CL圏争いにも暗雲が立ち込め始めた。